Swedbankがバルト3国の首都、タリン、リーガ、ビリニュスの基本支出を調査したところ、タリンがもっとも基本支出が少なくて済み、可処分所得が高いことが示されました。
4人家族が、食品、住宅、公共交通機関といった基本支出に費やす金額の平均は、タリンが最小の499ユーロ、次いでビリニュスの513ユーロ、もっともコストがかかるのがリーガの591ユーロでした。
3つすべての首都で最大の費用は食品、次いで電水光熱費などの住居費(70㎡)。その電水光熱費は、タリンの月額平均200ユーロ、リガ179ユーロ、ビリニュス158ユーロ、 公共交通機関はタリンは無料、リガのコストは4名家族の月額平均100ユーロ、ビリニュスの金額は不明ですが有料ですので、公共交通機関のコストが大きな違いとなっているようです。
1世帯あたりの平均月額収入と基本支出、可処分所得をまとめると以下の表のようになります。それを見ると、タリンは月収も多くコストも安いので、可処分所得がダントツで多いことがわかります。
バルト3国首都の可処分所得比較
項目 | タリン | リーガ | ビリニュス |
---|---|---|---|
平均世帯月収(子供手当含む) | €1,953 | €1,342 | €1,235 |
月額基本支出 | €499 | €591 | €513 |
可処分所得 | €1,455 | €751 | €723 |
可処分所得比率 | 74% | 56% | 59% |
Editor:Fumiyasu Sunagawa
--- 引用・転載に関する注意事項 ---