18日月曜日、ブリュッセルの欧州連合国防相会議で、オランダ、エストニア、オーストリア、フィンランド、ラトビア、リトアニア6カ国のEU代表閣僚は、インターネット上の脅威を回避するための共通の基盤と環境を提供するサイバーハイジーンイニシアティブに署名しました。
エストニア防衛省が開発したサイバーハイジーンスタンダードの目的は、安全なサイバー行動のための共通スタンダードを開発するだけでなく、インターネット上の脅威について、作業従事者により優れた教育を行うためのeラーニング環境を作成することです。
エストニアとラトビアの国防省は、そのスタンダードによって行動することをスタートさせ、作業従事者は、年に一度行われるeラーニングコースの試験に合格する必要があります。同様のスタンダードとトレーニングは、その他の参加国に対しても行われます。
エストニア防衛大臣スヴェン・ミクセルは、「エストニアはサイバーセキュリティの分野で非常に良い経験を持っているので、率先的にサイバーセキュリティを加速させることが期待されています。サイバー事件の95%の原因は人間の無知やエラーから発生しているので、危険性の異なるレベルのユーザー間と危険の防止のベストプラクティスについての意識を高めることが重要です。」と述べました。
サイバーハイジーンイニシアチブは、実質的に人間の要因によるサイバーインシデントの量を低減し、また、通常のユーザーだけでなく、技術的な専門家やさまざまなレベルの管理職の意識を高めることを目指しています。サイバーハイジーンを導入することによって、インターネット上の脅威のリスクプロファイルの70〜80%を回避することができると推定されます。
今後参加国を拡大し、ヨーロッパ全体をカバーすることを目標としています。
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Editor:Fumiyasu Sunagawa
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