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e-Governance Academy、電子政府を検討している国や地方政府を支援。

2015年03月06日

「Tallinn e-Governance Conference 2015」参加者受付中!

2015年5月12日(火)、13日(水)、エストニアのe-Governance Academyが主催してタリンで開かれるe-Governance カンファレンスの参加者を受付中です。会議ではイルヴェス大統領の基調講演のほか、電子政府のガバナンスについて下記のパネルディスカッション、幾つかのワークショップと懇親会が行われる予定です。

e-Governance Conference 2015
パネルディスカッションのテーマ
  • “Centralised vs de-centralised – which way for e-governance strategies?” (集中型vs非集中型 - いずれの電子政府戦略を戦略をとる?)
  • “Cooperation, coordination and communication – can we orchestrate e-governance?”(協力、協調&コミュニケーション - 我々は電子政府を調整できるか?)
  • “Can cyber security make or brake a successful e-society?”(サイバーセキュリティは、成功する電子社会を作るのか壊すのか?)

この会議の対象者は、「政府の意思決定者」「 電子政府の透明性や効果を支援する機関の関係者」「 電子政府のITソリューションを提供する企業関係者」ということなので、一般人向けではありません。
しかし、このような会議をホストすることで、エストニアは自国の経験を広く世界中の国々に提供する意思を持って実行しています。
その中核機関はe-Governance Academyです。そこでは、電子政府構築の基本となる法律の考え方をはじめ、制度面、技術面など広い分野で効果的なアドバイスとサポートを行っています。

e-Governance Academyの使命

e-Governance Academyは、 ホームページでその使命を以下のように述べています。

「政府の効率性を高めるために、指導者や関係者に対して情報通信技術(ICT)の指導を行い、オープンな情報社会の構築を目指して民主的なプロセスを改善したり助言すること使命とし、研究、研修、コンサルティング、ネットワーキングを通してそれを実行しています。」

プログラム

e-Governance Academyの実践的なプログラムは多岐にわたります。以下、その一部をご紹介いたします。

Central e-Government(中央電子政府)

中央電子政府プログラムは、電子政府を運用するにあたって技術面以外に政府指導者の意識とスキルを向上させます。プログラムは、電子政府の政策と計画の問題、組織や管理フレームワーク、法的規制、ICTシステムの予算編成、および相互運用性の基本的な概念に焦点を当てています。

トレーニングやコンサルタントのためのフォーカスエリア
  • ICT政策の形成:IT政策と法的枠組みのベストプラクティス。
  • 公共部門におけるICTコーディネーション:メソッドと組織、国際協力
  • エストニア語電子IDカードと公開鍵基盤(PKI)
  • エストニアデジタル署名 - コンセプトとソリューション
  • 一覧データサービスの原則、状態レジスタ
  • 政府相互運用性のソリューションX-ロード:状態データベースの近代化
  • 市民と起業家ポータル「eesti.ee」
  • ICTの予算形成
  • 公共部門の主なICT開発プロジェクト、公共部門のためのeサービス·テクノロジー
  • 起動、管理、監査、公共部門のITプロジェクトの原則
  • オンラインで提供されているエストニア税務·関税管理サービスについて
  • ICTの戦略的計画と管理:理論と実践
  • 公共部門におけるICTの役割
  • 教育におけるICT(教育戦略、電子学校等)
  • エストニアのインターネット普及率を高めるための民間主導プロジェクト - Look@World プロジェクト
  • トピックは、対象グループのニーズに基づいて追加や変更可能

その他のプログラムは以下のリンクをご参照ください。
e-Democracy
Local e-Government
ICT in Education
Cyber Security
M-governance

これまで研修やサポートを行った国々

アフガニスタン、アルバニア、アンドラ、アルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、ボスニア·ヘルツェゴビナ、ブルガリア、カナダ、クロアチア、キューバ、グルジア、イギリス、ハイチ、インド、イラク、日本、カザフスタン、コソボ、キルギスタン、マケドニア、モルドバ、モンゴル、ナミビア、パキスタン、カタール、ロシア、セネガル、セルビア、スロベニア、スリランカ、タジキスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、全部で50カ国以上。

以下はe-Governance Academyの活動を紹介した動画です。

What is e-Governance Academy? from e-Governance Academy on Vimeo.

e-Governance Academyは5日のスタディーツアーを行っています。誰でも受け付けてくれるわけではありませんが、ご興味があれば以下のリンクよりPDFパンフレットをダウンロードいただけます。
eGA brochure 2011.pdf

カンファレンスやスタディツアーご興味のある方は、e-Governance Academyに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
もし日本語サポートのご要望がございましたら、お気軽にESTLANDINGまでお問い合わせください。

ページ下部に過去記事のリストがあります。